管理栄養士の塩分に関する様々なお話

管理栄養士の立場から、食事にまつわる塩分の様々なお話をします。

塩を控えてやせる?

皆さん、こんにちは!

毎回、塩についてお話していますが、今回はダイエットに関する話をしたいと思います。もちろん、塩と関係があるダイエット方法ですよ!

 

皆さんは、塩抜きダイエットをご存知ですか?

ダイエットや美容に関心がある方なら一度は聞いたことがあるかもしれません。

これは、塩抜きという名前の通り、食事や飲み物からの塩分をできる限り減らすというダイエット方法です。

塩抜きダイエットは初め、肥満の方向けではありませんでした。

塩分制限の厳しい食事は、本来は心臓病や腎臓病の方の食事です。

 

人間は、塩分を摂りすぎるとのどが渇き、水分を多く取りたくなります。

多く取った余分な水分が排出されずに体にたまったら、むくみとなって現れますよね。

塩抜きを行い、余分な水分を摂らないことで、むくみを解消してすっきりさせようという考えのダイエットです。

特に、むくみやすい方には短期間で効果が出やすいです。

しかし、「むくみが解消してもやせるわけではないじゃない!」と考える方もいるでしょう。

むくみをすっきりさせると、血液の循環も良くなり、リンパなどの流れも良くなります。

つまり、代謝の良いからだになれるということです。

代謝の良いからだ作りはダイエットにはとても大切なので塩抜きダイエットは一石二鳥です!

f:id:ikkinotdie194:20171014152341j:plain

 

〇 ダイエットの期間

3日ほど塩分を控えた食事をします。

食事はもちろん、おやつなどでも意外と塩分を摂っている方は多いです。

塩分表示を確認しながらできる限り塩分を摂りません。

 

〇ポイント

まずは塩、醤油などの塩分の多い食品をできる限り控えます。

和食は醤油、味噌など塩分が高い調味料を使うことが多いので、洋食を多くした方が楽に続けられます。

そして、「カリウム」を含む食材をたくさん食べます。

以前紹介した「カリウム」によるむくみ排出の効果で、ダイエット効果がアップするのです。 

生野菜や生果物などに多く含まれていますので、野菜サラダなどを食べると良いですね。

ただし、サラダにかけるドレッシングやマヨネーズには塩分が含まれていますので、この期間は調味料を我慢しましょう。

 

また、代謝が良くなるように水分を良く摂ることを心がけましょう。

 

塩抜きダイエットは塩分に注意するだけで、ご飯やおかずの量は好きなだけ食べても良いので、空腹にはならないです。

しかし・・、塩抜きダイエットを行うには注意が必要です。

3日間が塩抜きダイエットの期間ですが、体調を見ながら行い、もし具合が悪くなったらすぐに中止しましょう。

 

気軽にチャレンジしたいという方は1日1食を塩分なしの食事にしてみましょう!

それだと、塩分不足になることはまずありませんので、体に負担をかけずにできます。