減塩と血圧の味方はカリウム!
皆さん、こんにちは!
前々回、前回と塩分を減らすコツについてお話しました。
今回は、塩分をより多く体から排出するための方法をお話ししたいと思います。
そんな方法があるの?じゃあ塩分制限をしなくていいね!
なんて思ってはいけません・・。
やはり減塩の食事が基本だからです。
今回は、食事と組み合わせたらより効果的という方法なので、塩分の多い食事には
引き続き注意しましょうね。
・高血圧にはカリウムが味方
塩分を摂りすぎると血圧が高くなりやすいです。
カリウムとはナトリウムと一緒に体の中の水分量と塩分量を一定に保っている物質です。
カリウムには体の中のナトリウム(塩分)が多いときに尿に余分なナトリウムを排出させる働きがあります。
余分なナトリウムが減ると血圧も改善できますね。
血圧を気にされている方、塩分を多くとっている方は日ごろからカリウムを多く取りましょう。
・カリウムが多い食品
カリウムはどんな食品に含まれているのかというと、野菜、果物、いも類、豆類などに多く含まれています。
特に、代表的なものはバナナ、葉物の野菜、さつま芋などでしょうか。
ただし、カリウムは生の状態の食品で最も多く含まれており、ゆでたりすると食品に含まれていたカリウムが流れ出してしまいます。
カリウムが高いままの食品を食べたいなら、生で食べるか、長時間ゆでずにさっとゆでるようにしましょう。
電子レンジで加熱するとカリウムがあまり減らずに良いそうです。
・カリウムが足りない方の特徴
ストレスが多いとカリウムが失われていきます。
ストレスが多い人は、交感神経が刺激されて血圧が上がるリスクも増えます。
また、アルコールを多く飲む方もカリウムが不足しがちです。
・どのくらい摂ればいいのか
カリウムは男性で3000mg、女性で2600mgが目標量です。
ちなみにバナナ1本で360mg、ホウレンソウ100gで500mgのカリウムが含まれています。
カリウムは様々な商品に含まれていますので、計算することは難しいですね・・。
野菜や果物を多く食べている方は、そうでない方より高血圧が原因の病気(心疾患や脳卒中など)にかかることが少なくなったことが実験でわかりました。
よく1日350gの野菜を食べましょう!と言われていますが、350gの野菜を食べれば血圧も上がりにくくなり、血圧が原因の病気の予防になるという根拠のある数字です。
これを目標にカリウムを多く摂って高血圧の予防をしましょう!
しかし、腎臓病などでカリウムを多く摂ってはいけない方もいます。
そういう方は、自分で判断せずにかかりつけの病院などに相談してから行いましょう。