管理栄養士の塩分に関する様々なお話

管理栄養士の立場から、食事にまつわる塩分の様々なお話をします。

年末年始の減塩のポイント!

皆さん、こんにちは!

寒くなってきて、一年も終わり近くなってきましたね!

年末年始は家族や親戚と会う機会も多くご馳走を食べることが多いです。

年末にはそば、お正月にはおせちやお雑煮など・・。

そこで、これから迎える年末年始に向けて塩分控えめの食事のポイントをお話ししていきます。

 

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・年越しそばはざるそばで!

かけそばとざるそばがありますが、皆さんのご家庭では年越しそばでどちらを食べていますか?

実は、かけそばがつゆ込みで5g程、ざるそばはつゆ込みで4.5g程とざるそばの方が塩分が少なくなります。

つゆに沈んでいる麺より、さっとつゆにつけて食べる麺の方がつゆに付いている量が少なくなるからですね!

これは、うどんでもラーメンでも同じなので迷ったときに参考にしましょう。

でも、ざるそばを選んでも、つゆを全て飲み干してしまったら意味がありません。

先ほど書いたように、つゆまで完食すると4.5gの塩分があります。

それだけで、1日の塩分の半分以上摂ってしまうことになります。

ざるそばを食べた後のそばつゆは我慢するか、少しだけにしましょう。

また、そば自体にも塩分が含まれていますので食べすぎには要注意です。

 

おせち料理は塩分がたくさん!

おせち料理は味の濃いおかずが多いですよね。

大体一人前とされる量でかまぼこが約1g、昆布巻きが約1.6g、数の子に約1.6gの塩分が含まれています。

このように、おせちをつまむだけでも結構な塩分量になってしまいます。

もともとおせち料理は正月の間、主婦が食事つくりに追われることなく、ゆっくりできるように作られた料理なので 長持ちすることが前提で作られています。

そうすると、当然ながら塩分も多くなりますよね。

また、かまぼこや黒豆などあまり塩辛さを感じない料理にも塩分が多く使われていることも多いです。

ぱくぱく食べてしまいがちなので気をつけましょう。

今は、おせち料理でも塩分控えめのかまぼこなどたくさん販売しています。

そういったものを上手に選ぶことも良いですね。

 

・お雑煮は味付けを工夫しよう!

多くのご家庭でお正月にはお雑煮を食べますよね。

おせち料理を作らなくても、お雑煮だけは必ず作る方も多いでしょう。

お正月には欠かせないお雑煮も塩分が多めです。

お雑煮は日本全国の食文化ですが、各地によって味付けもお雑煮に乗せる具材も様々です。

醤油ベースのお雑煮より白みそやすまし汁のお雑煮の方が塩分が控えめです。

毎年醤油をたくさん使ったお雑煮を作っている方は味付けを変えてみてはどうでしょうか。

 

年末年始を楽しみながら、上手に減塩できるとよいですね!