管理栄養士の塩分に関する様々なお話

管理栄養士の立場から、食事にまつわる塩分の様々なお話をします。

塩分量は1日単位で考える!

皆さん、こんにちは!

今まで塩分の多い食品や調味料などいくつか紹介しましたが、取り入れられるものはありましたか?

 

男性の塩分目標量である1日8gに抑えるとなると、1食の塩分量はおよそ2.7gになります。

そうすると、塩分の多い麺類などは食べられないし、友達との外食にも行けない・・なんてことになりますよね。

1食にすると塩分量は確かに2~3gですが、3食均等に分けようとすると料理作りが大変になっていきます。

 

塩分控えめの食事を続けるには、塩分量を1日単位で考えることが大切です。

1食を塩分が少ない食事にできたら、他の2食の食事の幅も広がりますよね?

1日の塩分量は同じでもメリハリをつけることで、3食薄味の食事を食べるよりも、満足できるようになるのです。

 

そこで今回は、特に塩分が低い料理を紹介していきたいと思います。

 

・朝食にはグラノーラがおすすめ!

和食は塩分多めだということは何度かお話ししました。

昼食や夕食に塩分を控えるなら良いですが、焼き魚、味噌汁、漬物など和食のオンパレードには注意です。

 

朝食でのおすすめはグラノーラです。最近、健康ブームもあって売り上げが伸びていますね。

実はグラノーラには塩分が少なく、牛乳をかけて食べてもも0.4g程です。

朝食の塩分を0.4gにできたら、残りの2食で塩分が3.8gずつの食事ができる・・と

いうようにゲーム感覚で塩分の計算ができるようになったら楽しいですね!

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ちなみにグラノーラと似ているコーンフレークも塩分少ないんじゃないか?と思われるかもしれませんが、コーンフレークは意外と塩分高めです。

 

・昼食や夕食には塩分0の料理を作る

さつま芋やかぼちゃなどの煮物は水と砂糖だけでゆでれば、調理料の塩分はありません。(ただし、食材そのものにナトリウムが含まれていることがあります)

これらの煮物は塩分がほぼないので、たくさん食べても心配ありません。

煮物といえば醤油を加えたくなってしまいますが、新鮮な野菜なら醤油なしでも十分おいしくなりますよ!

 

また、これからの季節におすすめなのがホイル焼きです。

きのこやねぎなどの旨味が出る野菜と、肉または魚をいれて蒸すだけです。

レモンを絞って食べれば、このような料理も塩分がほぼありません。

塩分を控えた料理を食べたいときは、できるだけシンプルに野菜のうまみを生かした料理にするとおいしく仕上がります。

 

このように、塩分は1日の合計量を考えて3食のバランスを調整すると、続けやすくなります。