管理栄養士の塩分に関する様々なお話

管理栄養士の立場から、食事にまつわる塩分の様々なお話をします。

塩を食事以外にも活用!

皆さん、こんにちは!

塩は味付けや下ごしらえなどに使っていますが、食事以外でも様々な方法で活用できる!ということで面白い塩の利用方法についてです。

 

今回は、この寒い季節にぴったりの使い方を2つ紹介します。

 

・塩を使ってうがい

これからの季節は、インフルエンザや風邪が流行しますね。

また、仕事はもちろん、家族付き合いや忘年会などもあり、この時期は特に健康管理が大切です。

ところで、皆さんは風邪予防に何をされていますか?

うがいや手洗いは多くの方がしている方法だと思います。

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うがいと手洗いは予防の基本であり、きちんと効果がある方法です。

うがいは口にあるウイルスなどを流すことができるからです。

また、うがいは水だけでも良いですが、うがい薬を使用したほうがより効果があります。

しかし、うがい薬の味が好きになれない、またうがい薬は独特な色をしているものが多いので服に飛び散ると困る、という方もいます。

 

そんな方におすすめなのが塩を使ったうがいです。

塩の持つ抗菌作用で風邪やインフルエンザのウイルスをやっつけるということですね。

また、塩の脱水作用も生かして、ウイルスを水分と一緒に体外に排出させます。 

 

 そして、塩うがいは風邪の予防以外にも口内炎や口臭予防にもなります。

 

・塩を入浴剤代わりに入れる

「塩風呂」という入浴法です。

これは、冷え症が改善するといわれる温め効果抜群の方法です!

 

やり方は浴槽のお湯に30g程度の塩を入れます。

塩風呂に使う塩は荒塩などの普段手に入りやすい種類でOKです。

 

今はドラックストアなどにもたくさんの塩が入った入浴剤がありますね。

それらを利用してもよいのですが、毎日続けるのにのは少し割高です。

その点、荒塩は1㎏300円位から買えるので1回分10円以下になります。

塩風呂だと入浴剤と比べてもとても安いので毎日続けることができますね。

 

このような塩分が含まれているお湯のことは食塩泉と呼ばれており、有名な温泉地でも多いお湯の種類です。

塩分が肌にコーティングされるため水の蒸発を防ぎ、保湿効果があり、湯冷めしにくいといわれています。

 

ただし・・浴槽の種類によっては浴槽をを痛めてしまう場合がありますので、自宅のお風呂は大丈夫か確認してから始めてくださいね!

 

このように、塩の特徴を生かすと口に入れるだけのものではなく、生活にも役に立ちます。

今回は塩うがいと塩風呂でしたが、また塩の特徴を生かした使い方を紹介していきたいと思います!